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ゴルゴ線を消したい

ゴルゴ線とは

ゴルゴ 線(ゴルゴライン)とは目頭のあたりから頬の中央に沿って斜め下方に入る線を言います。医学的には、ミッドチークラインと言われますが、漫画ゴルゴ13の頬にある線に相当することからこのような俗称で呼ばれています。多くの場合老化に伴い出現し、ゴルゴ線があると老け顔になるために嫌われています。

ゴルゴ線の出現

ゴルゴ線は、メーラーファットの下垂により生じます。メーラーファットとは、頬骨から法令線にかけての皮下に存在し、三角形の形をしています。 加齢により、メーラーファットは下へ垂れ、頬上部との間に段差を生じ、ゴルゴ線が認められるようになります。

ゴルゴラインを自力で消す

お化粧や表情筋エクササイズにより、ゴルゴ線を自力で消す方法が、インターネットで検索することが出来ます。しかし多くの場合、効果は一時的で若返り効果は期待できません。お化粧を濃くすると、却ってゴルゴ線が目立つことがあるので注意が必要です。

ミッドフェイスリフト

ゴルゴ線を消すためには、下垂したメーラーファットをリフトアップする必要があります。メーラーファットに直接アプローチをして吊り上げる治療がミッドフェイスリフトです。中顔面全体のたるみを内側から改善させます。 ゴルゴ線の窪みに頬の脂肪を移動させてふっくらさせると共に、深いほうれい線を目立たなくする効果が得られます。治療は、最初に下まつげの際を切開し、眼輪筋からメーラーファットまでを剥離します。 メーラーファットに達したら、脂肪を引き上げ眼窩脂肪隔膜下にある骨膜に縫合固定します。更に剥離したその他の組織を引き上げ、余分な筋肉や皮膚などを切除します。 最後に、止血確認の後、下まつげの際を縫合します。

ゴルゴ線を消す治療のデメリットやリスク(稀なものを含む)

  • 内出血を認めることがあります。
  • 下眼瞼部位に腫れが続くことがあります。
  • 兎眼を認めることがあります。
  • 頬部の感覚障害を認めることがあります。
  • 傷が目立つことがあります。

ゴルゴ線を消すビフォーアフター症例写真

ゴルゴ線を消す

術前

術後60日目

62歳、女性。ゴルゴラインを消す、ミッドフェイスリフト
症例経過:ゴルゴ線が深くなり、他院で複数回治療を行ったものの改善されなかった症例です。再手術を希望して仙台中央クリニックに御相談いただきました。診察したところ、目頭から頬部にゴルゴ線が認められ、老け顔に見えました。若返りたいという希望から、ミッドフェイスリフトを行いました。下垂したメーラーファットを吊り上げて、ゴルゴ線の改善が認められました。
症例解説:ゴルゴ線は、下眼瞼のタルミ取り手術やクマ取り手術では、改善されないことが多く、他院修正の多い手術です。ゴルゴ線を消すためには、メーラーファットを吊り上げ固定する必要があり、難易度の高い手術になります。メーラーファットを引き上げると、法令線も浅くなることが多く喜ばれています。中顔面の総合的な若返りが期待できるために、ミッドフェイスリフトと呼ばれることもあります。ゴルゴ線を消す手術は、長期の腫れが続くデメリットやリスクを認めることがあります。手術の効果は個人差があり効果を保証するものではありません。術前に十分説明を受けてください。

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